紅の豚の名言、飛ばねぇ豚はただの豚だを英語にしてみる

こんにちは、絶賛英語勉強中のヤニックです

今回はアニメの名言を英語で表現するシリーズ

記念すべき第一回は紅の豚から、ポルコロッソとマダム・ジーナの電話でのやり取りで出てくるこの名言

「飛ばねぇ豚はただの豚だ」

 

を英語にしてみます




紅の豚の思い出(どうでもいい余談)

余談ですが、初めて紅の豚を見たのは中学2年の時でした、当時の僕はまだ若く、この映画の良さがわからず居眠りをしてしまいました。

30歳を過ぎたくらいでこの映画の本当の良さに気づきました

にしても、子供が見るには渋すぎる内容ですよね(そこが好きだけど)

 

中学校当時、フィオはお姉さんでしたが、今となっては「自分にもこんな気風の良い娘がいたらいいなぁ」と思える歳になってしまいました。

はい、カツオくんも昔はお兄さんでしたが、気づけばサザエを抜き、マスオを抜き、波平さんに迫る勢い・・・・

はい、というわけで前置きが長いですね

 



飛ばねぇ豚はただの豚だを英語にするとこうなる

「飛ばねぇ豚はただの豚だ」を英語にするとこうなります

 

A pig who doesn’t fly is just a pig.

 

真ん中に違和感アリアリな who が鎮座しています。

中学校英語の挫折ポイントその1の関係代名詞です。

当時の僕も関係代名詞と、現在完了形の大過去の話が出てきたところで完全に心が折れました。

現在で完了してるのに過去ってなんだよ?

というか大過去ってなんだよ?

ってゆうか過去完了ってなんだよ!!

 

と中学時代の僕の思考回路はショート寸前でした

はい、また話がそれてるので元に戻しますが。

 

A pig who doesn’t fly is just a pig.

 

関係代名詞のwhoを使って2つの分を繋げていますっていう話をする前に、本来、関係代名詞でwhoを使う場合”人”にしか使えません。

豚は人じゃないので、文法的に正しいのは

 

A pig that doesn’t fly is just a pig.

 

としなければなりません。

なのに”敢えて”ここではwhoを使います

というのは、豚は豚でもポルコロッソは元人間ですから

人と同格の扱いをしてもおかしくありません。

 

そこはなんというか、空気を読む力というか

物語の流れを考えて最適な語句を選択したという感じですなのでwhoを使います。

 

A pig who doesn’t fly is just a pig.

 

で、話を戻すと関係代名詞は2つの文を繋げるすごく使い勝手の良い言葉です

関係代名詞は使えると便利っすね

例えばこんな言葉

I have a friend who can speak English.

私には英語を話せる友人がいます

 

whoが2つの文章

I have a friend.

The friend can speak English.

を繋げてくれます

 

あのさぁ、別に文章を繋げなくても、2つの文章を喋ればいいじゃない

小難しい関係代名詞とかいらなくない?って思う方もいると思います(当時の僕がそうでした)

でも日本語にするとこんな感じ

 

「私には友達がいます」

「その友達は英語を喋ることが出来ます」

 

意味はわかるし、言いたいことはわかるけど、まだるっこしいですよね、幼稚っぽい印象も受けます。

「私には英語を話せる友人がいます」

この方がやっぱり言葉としては自然だから英語も、関係代名詞で2つの文を繋げて

I have a friend who can speak English

とするほうが自然な文になります。

それを踏まえてこの文章

 

A pig who doesn’t fly is just a pig.

 

これを関係代名詞を使わず無理やり2つの文に分けて日本語にすると

「豚だ・・・」

「飛ばなければただの豚なんだ!!」

と何がいいたいやら意味わからん文章になります。

 

電話の向こうのマダム・ジーナもとうとう頭の中まで豚になったか?と心配するレベルです。

繋がることで意味が理解できる文章があるので、関係代名詞は必要なんです(と中学時代の自分に小一時間説教したい)

 



飛ばないだからcan’tじゃダメなの?

そしてもう1つ、英語初心者の僕としては、

「飛ばない」なんだからcan’tでも良いんじゃない?って思っちゃいます

 

A pig who doesn’t fly is just a pig.

A pig who can’t fly is just a pig.

 

しっくり来ますよね

でも、can’tを使うと「飛ばない」ではなく「飛べない」になってしまいます。

ポルコロッソはもともとパイロットで空を飛べますから

ここで can’tを使うと意味が違って来るんですね。

 

日本語でも

「泳がない」と「泳げない」は一字違いですが、意味が全く違います。

 

本来飛べる能力があるけど敢えて「飛ばない」はdoes’nt

そもそも飛ぶ能力を有してなければcan’t

になるんすね、微妙なニュアンスの違いですが意味はだいぶ変わってしまいます。

 

というわけで、第一回、名言を英語にするシリーズでした

次回は、名言の宝庫、機動戦士ガンダムから

「親父にもぶたれたこと無いのに」を英語にしてみようと思っています

それでは

 

 



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