ヤニックのプロフィール:妻との出会いと、懺悔の物語

こんにちはヤニックです。

 

このページは僕のプロフィールですが、見に来てくれた方は多分、僕の話だけじゃなくてナツキのことも知りたい人がいると思って。

ここでは、ナツキとの出会いから今に至るまでの物語を時系列で書いてみました。

分量は多いですが、かなりライトに書きましたので、エンタメ感覚でさらっと読めると思いますので、お気軽に読んでみてください。

ナツキとの出会い

奥さんとは20代のころ社会人サークルという一見怪しいサークルで出会いました。

出会いを設定してくれるコンパサークルみたいなものです。

社会人になるとめっきり出会いって減りますから、そういう所の力を借りないと難しかったりするわけで・・・

 

男も女も素性のわからないもの同士、その場のノリだけでコンパしちゃう!!

みたいな、そんな場所で彼女と知り合いました

店に付くと、外からコンパ会場が丸見えだったので、僕は外から中の様子を見てみたんですよね・・・

ほとんど人が居なくてガランとした会場の片隅に、彼女は一人でぽつんと座っていました。

彼女はそこにノーメイクでひどく地味な服装で参加していました。

 

地味な灰色の服にかわいげのないズボンでした。・・・・

他の女子は、きれいに着飾っているというのに・・・・この子はいったいなんなのだろう?

何故だかわからないけど、第一印象はものすごく好印象でした

僕自身、マイノリティな性格なので、逆張り的な、異彩を放つものに好奇心を抱くタイプなんです。

 

絶対に子のこの隣に座りたい!!

 

まだメンバーがそろってなくてガラガラだったので、いきなり彼女の隣に座るのは不自然だと思い、外から様子を伺いました。

そこそこ人が入ってきて、でもこれ以上増えると彼女の隣に人が来てしまいそう・・・のぎりぎりを狙って入店し何食わぬ顔で彼女の隣に座りました。

他の女の子はそっちのけで彼女とばかりしゃべりました。

三重県の田舎の子だと知りました

 

「田舎の子か・・・・」

 

僕は名古屋の都心部に住んでいたので、田舎の子としゃべるのは初めてで、これまで付き合った女の子も街の子ばかりだったので、田舎の子とはこれほどまでに素朴で純朴なものかと、どんどん彼女に惹かれていったんです・・・・

 

やがて努力は実り、付き合うことになりました。

僕は彼女とのデートのたびに、将来の目標や今頑張ってることを語りました。

僕の将来の夢は、自由に旅行にいけるだけの収入と自由を手にいれること。

その為に、今は投資やビジネスを頑張って学んでるんだよ

 

「株には空売りって手法があってね・・・・」

「仕手筋っていう組織があってね・・・・」

「ネットビジネスには広告収入っていう仕組みがあってね・・・」

 

どんどん、どんどん語りました

僕はあえて、彼女の前で今、自分がやってること、やろうとしてることを包み隠さずしゃべるようにしていました。

結婚したあとで、否定されるのがいやだったからです。

将来結婚するなら、絶対に、一緒に夢を追ってくれる人と結婚したかったからです

彼女は否定するでもなくいつも僕の話を興味深く聞いてくれました

そんな世界があるんだぁ・・・というように目をキラキラさせながら

 

私も将来は一杯旅行したい!!

 

いつも賛同してくれていました。

結婚するならこの子しかいない!!

気持ちはどんどん深まっていきました。

大好きになりました

 

プロポーズの条件

彼女と結婚したいと思いました、でも

あれだけ大きく夢を語った手前、何か成果と呼べるものが無いと、自信を持ってプロポーズできない・・・と思っていました。

今になって思えば、それは若気の至りというか若さゆえの間違いと思えます。

成果なんて無くても、好きなら好きと、結婚したいなら結婚したいとそういえばよかったのですが・・・

まぁ・・・・若かったんですよ・・・全てが

 

だから

 

そうだ、株で1000万円稼いだらプロポーズしよう!!

なんて、意味不明な目標を立ててました。

彼女にも誰にもしゃべっていない、密かな目標でした、できると信じてました

僕はそれまで株式投資でわずか半年の間に、200万円を500万円にしていたのでそれが自信になっていました

数ヶ月もすれば、彼女に自信満々でプロポーズできる!!!本気で思っていました。

 

焦っていたのだと思います

 

一回の取引で一気に倍にしてやろうと大勝負をしかけました

500万円を一気に1000万円にしてやろう!!限界まで株を売りました。

 

今になって思えば、無謀な行為です、でも、結婚したい気持ちが強くなって歯止めが利きません。

何の戦略もなく、勘を頼りにトレードしました。

それは、トレードと呼べるものではありませんでした。

ただのギャンブルでした。

 

いつまでも、いつまでも下げる気配がありません。

僕はこの時、人生で初の追証を食らいます

注:追証とは、いますぐ口座にお金を入金しないと、取引を強制的に終了するよという、最後通告です。

僕にとっては彼女にプロポースできなくなる一歩手前の状態

 

証券会社から、まるで人間味の無い無機質、無感動なメールが、僕の携帯に着信したときは頭がパニックになりました。

その言葉に人の心はなく、お金がなければ、容赦なく切るという冷たい鉄の意思が漂っていました。

僕にとって、切られるとはただお金を失うというだけではありません。

 

 

切られたら彼女と結婚できない!!!

是が非でもこの株を守らなきゃ!!

彼女との全てが終わってしまう!!

 

 

僕はこのとき初めて会社に嘘をついて早退しました。

理由も考える暇も無かったので

 

「とにかく頭が痛いので帰らしてください!!」

 

上司に必死の形相で訴えました。

上司はそ形相に面食らったのか早退を許してくれました。

もう、そこからは猛スピードで家に帰って、速攻で証券会社に入金、なんとか一息つけました

これで大丈夫・・・・・だよね?

数日後・・・

二度目の追証メールを着信しました。

 

「オカネイレナイト、ソンギリスルヨ」(要約)

 

ポキリ

心が折れる音がしました・・・・もう僕には、二度目の追証を乗り切る資金は無かったからです

すべてのポジションを手仕舞いすると、口座の資金は200万円になっていました。

お金を失ったことの悔しさ、そして、何より、プロポーズできないことの喪失感・・・・

 

しばらく呆然となったあと、僕は彼女にすべてを話そうと思いました。

彼女にだけは嘘をつきたくなかったんです。

大勝負をしたこと

大損をしたこと

そして、結婚しようと思っていたこと

 

伝えました、話している途中で悔しくて悔しくて涙がポロポロこぼれました。

いきなり電話してきて、電話口で大損したとかいって、大の男が泣いてるんです、情けない話です

でも涙はどんどん出てくるし・・・嫌われてしまってもしょうがないと思いながら話しました。

こんな情けない男、結婚してくれるわけが無い、あれだけ大言を吐いて、夢だのなんだの語ってきた男が、今となっては、電話の向こうで、グシャグシャに泣きながら、大金損しただの、なんだのと言ってるだけの情けない存在です。

 

でも、僕は全てを洗いざらい話しました。

すべてを話し終わると彼女は言いました

 

「減った分は、また増やせばいいんだよ、生きてるんだから大丈夫だよ・・・」

 

 

電話の向こうで彼女も泣いていました、僕の結婚の意思が知れてうれしくて泣いていたそうです。

嫌われると思ったのに・・・・

呆れ返られると思ったのに・・・・

電話の向こうで彼女はうれしくて泣いていたんです。

 

この子を絶対に幸せにする!!

 

心に誓いました。

結婚と後悔

その日から、結婚の話はトントン拍子に進み、わずか半年で結婚してしまいます。

 

それから数年経ち・・・・・

 

今でこそ、仲の良い夫婦ですが(昔から仲は良いほうですが)全てが順風満帆というわけではありませんでした。

結婚当初、僕達の目標は、変わらず経済的に自由になることでした、僕は脱サラをして、自由に旅行に行ける生活を手に入れるのが望みであり、それが夫婦の夢、目標だと思っていました。

 

嫁は、僕のそんな夢に共感してくていました。

サラリーマンじゃなくてもいい、安定していなくてもいい、夫婦の夢を叶えよう将来は、世界中を夫婦で旅しよう

嫁は言葉通り、僕の事を支えてくれました、僕がやることに何一つ文句を言うでもなく、黙って付いてきてくれました。

 

なんていい奥さんなんだろう!!

 

心の底からそう思いました

やっぱりこの子と結婚してよかった!!

 

でも、嫁のにはもう一つ叶えたい夢があったんです。

僕は彼女の夢にはうすうす気づいていました・・・

 

赤ちゃんです

 

直接、話はしてこないけれど、子供が欲しいというアピールが嫁からありました。

でも、僕は仕事をしながら、毎日、勉強に作業に没頭していたので、子供のことを考える余裕はありません

いや、偽善者ぶるのはよしましょう、正直に言いえば

 

見て見ぬふりをしていました

 

忙しいふりをして意識的に自分からは子供の話は振らない、赤ちゃんの話は振らないようにしていました。

そんな僕の態度に、嫁は不満を持つでもなく、赤ちゃんはやっぱり欲しそうだけど、夫婦二人の夢を優先させてくれまた。

それでも嫁は毎朝欠かさず体温を計っていました・・・

 

やがて僕たちは夢を達成します。

僕は脱サラをし、自由に旅行にいける生活を手に入れました

 

毎月旅行に行っても生きていけるくら いの収入なら、あくせく働かなくても稼げるようになりました

夫婦の夢をかなえるように、あちこち旅行に出かけるようになりました。

目標を達成したあと、僕の心に生まれたのは

 

強烈な罪悪感でした

 

旅行に行くと、僕達と同年代のカップルがいます。

そのカップルの真ん中にはいつも、小さなかわいい子供が・・・でも、僕達の間にその子供はいません・・・

 

嫁は、子供を見て何を思うのだろう?

いつも、よぎるのはこのとばかりです、小さな子供を見るたびに僕の中で罪悪感が募り始めます。

罪悪感がMAXに達した時、僕は嫁に正直に話しました。

 

赤ちゃんを作ろうと1人で頑張っていたのはよく知っている、でも、夫婦の目標を優先させたことで、見て見ぬふりをしてきた所はあった1人で頑張らせちゃってごめん・・・

 

子供を持つことを夫婦共通の夢にしてあげられなかったことを素直に謝りました。

だからと言って、今からだって遅くはありません、少し歳を取ってしまったけども、自由は手に入れたんだし、次は子作りに励むのもいいと思っていました

行きたくないけど、病院で検査を受けるのもいとわないと思っていました。

 

でも、嫁から返ってきた言葉は意外な言葉でした・・・

 

「自然にできないのだったら、私達夫婦の人生に子供は必要のないものだったんだよ・・・」

 

大粒の涙を流しながらそう言ってくれました。

その顔には様々な感情が入り交じっているように見えました。

彼女なりにいろいろ考えた結果なのだろうと思いました。

僕はその時、はじめて悟ったんです。

 

嫁は僕に全人生預けて、そしてとっくに腹をくくっていたんだと・・・

 

僕も涙が止まりませんでした。

嫁の顔が涙で滲みました。

 

それまで溜りに溜まった罪悪感、嫁の本当の気持ち・・・嫁のことが大好きなこと・・・

いろんな感情が入り混じって、涙が溢れました。

 

その後、はじめて子供の事で腹を割って話をしました、そして、意外にも僕達の意見は同じだったんです。

 

自然に任せたい

 

病院に行ったり、薬を使ったり、無理をして子供を作って、それでもできないほうが辛い、だから自然に任せようという夫婦の結論でした。

嫁の言葉通り、自然にしていても出来ないのであれば僕達の人生に子供は必要のないものだったのだと・・・・

年齢的に自然にしているだけでは、子供はできないのかもしれません

いまさら赤ちゃんが欲しいなと思ってももう遅いのかもしれません。

 

でも、後悔はありません。

 

僕は人生でかけがえのないパートナーと自由を手に入れました、それ以上を望むべくものでは無いのかもしれません。

僕の目標

だから僕の次の目標は嫁を楽しませ続けること、嫁を僕にほれさせ続けること、死ぬまで恋をさせ続けることです。

恋する女性は幸せと言いますし。

嫁にとって、僕はかっこいい、自慢できる旦那で居続けたいと思っています。

 

うちは嫁に夢ノートというのを書かせています。

行きたい所、やりたいことがあったら、片っ端からそのノートに書いて貰ってます。

 

書いてもらったものを片っ端から叶えてあげるのが僕の役目です。

ノートに書かれたことを全て実現してあげるのが僕の原動力です、死ぬまでに、何十冊にもなったらいいですよね。

 

これが僕達夫婦の馴れ初めと現在に至るまでの物語です

僕はまだ、小さい子供を見るたびに、胸がチクチクと痛むけど。

その痛みも時間と共に無くなっていくのかもしれませんね。

 

エピローグ

これが僕とナツキの出会いの物語です。

多分このプロフィールを見てくださってる方は、youtubeから僕たちに興味を持って来てくださった方が多いと思います。

youtubeでは、お気楽な夫婦に見えるかもしれないですねww

まあ、旅行中はね、リラックスしてるんで、お気楽全開ですけど。

 

昔は大変なことも多かったし、今後もずっと安泰とも思っていません、打ちのめされるくらい辛いことがきっとあると思います。

でも、ナツキと一緒ならどんな困難も大丈夫って思えます。

 

というのは、読んでいただいて気づいた人も多いと思いますが、ナツキは僕の精神的な強い支えとなっているからです。

旅行動画の中ではたぶんそれは伝わりにくいですよね、いつもぷるぷる言って、自由に天真爛漫に振舞ってますが・・・・まあそういうところが好きなんですけど。

 

彼女の本質は実はそうじゃないんです、彼女の本質は芯が強いところです。

ナツキは小学生のころにいじめられたり、初めての彼氏に壮絶な扱いを受けたりと、いろんな経験を乗り越えて、精神的に強くなったのだと思います。

 

僕はナツキと出会う前までは、なんの苦難も無く、のほほんと生きていましたら。

出会った頃は、精神的には僕なんかより何倍も強く、タフでそしてびっくりするくらい前向きな女性でした。

要所、要所でいつも僕を支えてくれて、励ましてくれまた、ナツキ以外の女性だったら、きっと今の生活は無く、どこかで心が折れていたかもなぁ、と思っています。

 

そんな経験を何度も繰り返し、僕も精神的にはかなりタフになりました、ポジティブな性格になりました。

 

ようやくナツキに追いついたって感じですね。

彼女からは学べることが多かったので、僕がナツキから学んだことを45の話にまとめて無料メルマガで配信しています。

いろんな話がありすぎて書ききれないので、メルマガで配信してるって感じですね

良かったら下から登録して読んでみてください。

妻のナツキが僕を幸せにみちびいてくれた45の話

 

すべて無料で行ってるのは、僕はナツキに、他人が喜べば自分も嬉しいという感覚を身につけると、幸福度が何倍にも増す、と教えてもらったのでそれを実践しています。

僕がナツキに教えてもらったことで、読んだ人が幸せになれば、それはとてもうれしいことですからね。

お気軽にどうぞ。

 

PS

奥さんとの馴れ初めは動画で全く別の角度から詳しく話しています。

 

この記事の内容が役に立ったら共有してくれるとよろこびます