こんにちはヤニックです
先日、11泊12日の台湾旅行(主に台北)に行ってきました。
台湾旅行、すごく良かったですね、人気が高い理由がわかります、安い近いってのももちろん魅力ですけど。
それ以上に、そこかしこで感じる”素朴さ懐かしさ”が僕にはとても魅力的に映りました。
今の日本に失われつつあるものが、台湾には残ってるな・・・という印象です。
今回は、旅行後の雑感ということで色々書いていきます、この後、旅行記を順次アップしていきますね。
なぜ台湾を懐かしく感じるのか
台湾という場所はなんだかとても懐かしく、居心地がよく、特に食に関しては、今の日本で決定的に欠けてる何かが台湾にも残っているような、そんな気持ちがしてなりませんでした。
台湾には日本では少なくなりつつある個人のお店がたくさんあって、そこではせっせと、手作りで料理を提供してるんですよね。
店頭や店内で、何かを手作りしている様子が、どのお店でも見ることが出来ます。
そう話は単純だったんです
手作りだから美味しいんだ!!
出てくる料理も手作り感満載の、形が整っていない(もちろん良い意味で)料理が多く、それが本当に懐かしく感じるんです。
日本でも手作りの店ってまだたくさん残ってると思いますけど、台湾に比べれば全然少ないよなって思います。実際、日本のレストランで食べれば美味しいんですよ、もちろん、ただ、見た目も味も均一化がされていて・・・それが良いか悪いかは置いておいて
懐かしいと思えないのは、そこなんだろうなぁって・・・日本は作りての顔がわかる店が徐々に減ってるなぁって、台湾にはまだたくさん残ってるんだなぁって思いました。
僕は下町で育ったので、小さい頃は近くにそんなお店がまだたくさんあったんです、手作りのおはぎ屋さんだったり、アイス屋さんだったりおばちゃんがせっせと焼いてくれるお好み焼き屋さんだったり。
八百屋もあったし、うなぎ屋もあったし、個人商店の雑貨屋もありました、みな店主の顔がわかるお店ばかりでした。
お店も店主ごとに個性があって、楽しかったですよね、台湾で食べてると、その情景がふと頭をよぎるんですよね、それが懐かしさに繋がったんでしょうね。
素朴に神様を信じる人たち
今回は長いこと台湾に滞在しましたが、一度として嫌な思いをしませんでした、某国はたった数時間でめっちゃ嫌な思いしたのに、本当に、同じアジアなのにえらい違いです。
親日というのもあるのかもしれませんが、それだけでは表現できない優しさがあると思いました。
読んだ本では、台湾の人は生きてるうちに徳を積む、という考え方があるらしくて、悪いことをしようと考える人は少なく、良いことをしようと考える人が多いようです(もちろん全てじゃないですけどね)
話は変わりますけど、今回の旅行で行天宮や龍山寺、関渡宮など、いろんなお寺を見て回りましたが、熱心にお参りしている人の多さにびっくりしました。
日本でも、伊勢神宮など、参拝客が多いですが、その中で本気で神様を信じていて、本気でお参りしてる人ってどれほどいるんだろう?って思うんです
僕もそうでしたが、日本人のお参りって、人によっては、ある種イベントのようなノリってあると思うんですよね。
あと、苦しい時だけ神様にすがるとか(別にそれを批判するつもりは無いです、それでも良いと僕は思っています、神様は概念でしかありませんから、幸福に生きられるなら、神様は個人の自由に利用したら良いんです)
台湾はその辺、本気で神様を信じていて、本気でお参りをしている人が多く感じました、本気で神様を信仰してるからこそ、最初に書いた
生きてる間に徳を積む
という考えが深く根付いていて、優しい人が多いんじゃないかな?って思ったんです。
今の日本で、素朴に神様を信じてる人って少なくなってしまって、だから社会がギスギスしてるのかな?ってちょっと思っちゃいました。
ニーチェの言葉を借りれば、日本には「末人」が増えてると強く感じます。
「末人」とは、神様を信じられなくなって、心の拠り所が無くなった人の事をさします、ニーチェは末人を「末人はノミのように根絶しがたい生き物である」と言っています。
何の目的もなくただ放浪し、生をむさぼる人間のことです。
拠り所がなく、かと言って目標も目的もなく、ただ生きてるだけの人です。
神様を素朴に信じていれば「神様が見ててくれる」と心の拠り所として生きていけますが、それを失った人が(失う人が)多くなった(多くなる)とニーチェは予言していました。
実際、そのとおりになってると感じます。
だからと言って、怪しい宗教や占い師にハマるのは考えものですけど(彼らは心の拠り所を失った人を狙い撃ちしてきますからね、ニーチェをよく勉強していらっしゃる)、自分の中に自分だけの神様を持って生きる、というだけでも、生活は変わるんじゃないかな?って思いました。
変な宗教にハマるくらいなら、自分で勝手に神様作っちゃった方が良いです、それは猫でもいいし、ぬいぐるみでもいいし、なんだって良いのです。変なルールに縛られることも無いし、お布施も不要。大切なのは、何を信仰するかではなく、常に神様に見られている、と思いながら生きることだと思います。
もし、神様を信じてたら、もし、自分の中に自分だけの神様がいれば、常に天上から自分の行動を見られてると信じてるわけですから、煙草をポイ捨てしようとか、ちょっとした悪い行いを自粛して、それよりちょっとだけ良いことをしようって思う人が増えると思うんですよね。
台湾には、常に神様に見られてる、という心持ちで生きてる人が多いのかな?だから優しい人が多いのかな?と感じました。
僕はこれまで無神論者でやってきましたが、善い生き方をしたいなら、神様を信じる方が早いなって思いました。
いつも天上から誰かに見られてる、って思いながら日々生きれば、それがすなわち、善く生きることにつながるんじゃないかな?って思ったわけです。
時に、自分の中に悪感情が芽生えることって誰しもあるじゃないですか、その時に
やべ、今のオレ、神様に見られてるわ・・・(;´Д`)
と思えれば、態度をすぐに改められると思うんスよね。
自分のゴミを拾おうとした時に、散らかってれば、その場を少しきれいに片付けるとかね。
困ってる人を見かけたら手を差し伸べるとかね。
油っぽい料理、確かに多い・・・けど
あと感じたのは油っぽい料理がとにかく多いことです、これはガイドブックにも書いてあるので、事前に知っていましたが、11泊もしますし、胸焼けして苦しくなるのかな?って思っていました
けど、実際、胸焼けしなかったですね、いや、かなり油っぽい料理食べまくりましたよ、だけど、そんなことにならなかったなぁ(嫁も)
何を食べても美味しかったです。
僕が見た限りでは、きれいな油を使ってる店が多かったので、それでかな?って思ったんですけど。
むしろ、ハワイの方が胸焼けがひどくなります、夜寝られないくらい苦しい時ありますからね、これ、なんででしょうね?本当に不思議でした。
油っぽいけどカロリーは低いとか?そういうことなのかな?
ちなみに、死ぬほど食いまくりましたが、体重は0.5キロしか増えてませんでした、めちゃくちゃ歩いたってのもありますけど、台湾のグルメは全体的にヘルシーだと思います。
言葉は6割読める、でも何喋ってるかわからない
台湾は言葉の心配はあまりありませんでした、漢字を読めば、半分は理解できます、少なくとも、僕たちは言葉で困ることは一度もありませんでした。
料理名も最初は何がなんだかさっぱりですが、慣れてくればどんな料理が出てくるかわかるようになります(一週間くらいで慣れた)
最初はわけがわからない料理名ですが、慣れてくればわかるようになります。
ただ、読めるってだけで、彼らが何を話してるかはさっぱりわかりません、観光客がこないような店に突撃すると、最初はかなりテンパリます。
どう注文していいか全くわからないし・・・
でも、それも、指差しで乗り切ったり、紙に書いて渡したり・・・と乗り切っているうちに慣れました。
基本、優しい人が多いので、嫌な顔1つせず対応してくれます、慣れればどんな店でもへっちゃらで入れるようになります。
居心地が良かったけど、空気が悪かった
とまぁ、最初に良いことばかり書きましたけど、嫌なこともありました、とにかく嫌だったのは排気ガスのニオイがどこでも漂って来ることです。
今回は台北にしか行かなかったので、都市部のことしか僕はわかりませんが、狭い路地でも、車やバイクがかなり通るんで、どこを歩いてても、排気ガスのニオイがついて回ります。
アレには参りましたね・・・台湾のおばちゃんも、自虐的に「台湾は空気が悪いから」って言っていましたし。
排気ガスを吸いすぎて気持ち悪くなったこともあります。
嫌なことと言えばそれくらいです、後はずっと楽しかったし、MRTは安くて超便利だったし。
見どころもたくさんあったし、グルメも何食べてもうまいし、安くて近いし、人気があるのがわかりますよ。
というわけで、台湾旅行の雑感でした。
また、明日から順次旅行記をアップしていきますね。
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